前回はカウンティングの原理について解説したが、プレイ中にいちいち引いたカードをすべて記憶しておくのは骨が折れる。かと言って、ゲームの構造を放棄して目先の手札だけで戦うのも、よほどの弱敵でないかぎり却ってロスが大きく、無駄な手間を掛けることにもなりうる。
故に、脳とゲームにとって効率のよい、適度に簡略化された戦術に慣れておくことは、多様で連続的なプレイのストレスを減らして快適に続けていくことに繋がる。

 カウンティングを大きく簡略化すれば、「このターンに引いた手札は、次のターンには引かない」という点に絞り込むことができる。
バスターを多めに引いたのなら、相対的にデッキに残ったバスターの枚数は少なくなる。(私はこれをカードの色の濃度と捉えている)つまり次のターンにバスターを引く確率、あるいは枚数は小さくなっているということである。

デッキの中の少ないカードを覚えておくことも手軽で有用性が高い。
例えば、キャスターを中心に構成したパーティならば、カードはアーツに偏り、バスターやクイックは少なくなる。
もし手札にバスターが複数来ているならば、今は数ターンの中でも特に大ダメージを与えるチャンスとなっているのだ。

次に来るカードを把握することで影響してくるのは概ねスキルや宝具の発動タイミングである。
攻撃力アップをかけるなら攻撃力が低いクイックよりも高いバスターの方が効率がよく、獲得NPアップを掛けてもアーツが来なければ不発になりやすい。 クイック多様→スター集中→クリティカル連打のような複数ターンにまたがるコンボを狙うなら、複数ターンにわたって自分のできることを把握できるようにしておくのが望ましい。