FGOにおけるスキルは各々の効果はシンプルなものが多いが、付き合いだすと存外扱いが難しい。
説明からは不明瞭な効果、霊基再臨と同等以上に困難な素材・QPの要求、そして使った後のチャージタイム(CT)の扱いなど、考えられる要素が多い。

今回注目したいのは、スキルのチャージタイムだ。
スキルはターン数という時間の流れに支配されており、プレイヤーの意思でスピードを捻じ曲げるのが難しい。
その分、行動を改善することで、全体的な恩恵も大きく改善されるだろう。
 
まず重要なのは、スキルは無駄にならないタイミングであれば、即使うべきである。
これは極めて単純な話で、1ターン目にスキルを使えば再使用できるのは8ターン目だが、2ターン目に使えば9ターン目までお預けとなり、1ターン損をする。
では、具体的にどのスキルをガンガン使うべきで、どのスキルは最高の一瞬を狙うべきなのかという点だが、これは当然ながらスキルの性質によって異なる、というかこれを判別できればスキルシステムを使いこなしたも同然なのだ。この点については長くなるので、別の記事に分けたいと思う。


そして、これは実際に上げてみないとわからないことだが、スキルレベルを上げるとチャージタイムが短くなる。
具体的には、スキルレベル6と10になった時に、それぞれ1ターンずつ短くなる。この強化は中・長期戦になるとその影響力が特に大きい。 
スキルのチャージタイムは実際に出撃してみないと表示されない。この点は明確にUIの欠陥である。

例えば、マシュの「今は脆き雪華の壁」は、3ターンの間味方全体の防御力をアップさせる、CT7のスキルである。
このスキルのレベルを最大まで上げると、防御アップ効果も高まり、CTが5まで短縮される。
このスキルをガンガン使い回せば、3/5、つまり戦闘全体の60%の間防御アップの恩恵が得られることになる。
ザコの攻撃も塵が積もればなんとやら、コンスタントに減らし続ければそれだけパーティ全体の生存力を高められることになる。
ただし、効果が切れてチャージを待っている2ターンの間に、ボスの宝具が飛んで来る可能性には気をつけよう。時には敢えてスキルの使用を待ち、最高のタイミングで発動させることも必要だ。